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ファーストカスタム ロイヤルラウンジです。アネックス エディウィズ  ファーストカスタム グランビラ 当時、この3台の車は、キャンピングカー業界の中で、もっとも豪華で、大きく、そしてクオリティーの高いキャンピングカーでした。3トン車、4トン車ベースの大きな車もありますが、道の駅や一般駐車場に入る限りの車では、もっとも豪華な車といってもよいでしょう。

ファーストカスタム ロイヤルラウンジ


特にファーストカスタム社 ロイヤルラウンジ と アネックス社 エディウィズは、全長が6メートルあり、バンテックのZIL520のフル装備車であっても、室内の空間の広さは、比較できないほど、足元にも及びませんでした。当然その快適性能、充実感は、他社の追随はまったくないものと言われた、まさに名車中に名車です。ご覧になるとわかりますが、サイドオーニングの風向も計算されています。

ファーストカスタム ロイヤルラウンジ



特に、ベース車両のグランドハイエースは、衝突安全性能がカムロードとはまったく比較にならないほどすぐれたクラッシュゾーンを確保しています、足回りのしなやかさも走行性能もコースターと同等の安定した走りをします。特に4輪駆動となるとその走りは、別格で、ヨーロッパのキャンピングカー同等、いや、それ以上の走行性能を誇ります。

ただ、そんな、これらの名車も、天下のトヨタ自動車も、グランドハイエース、グランビアのベースボディーはキャンピングカーとして開発したものではありませんから、とにかく腐食しやすいのが最大欠点でした。しっかりとしたフレームがある、カムロードのような車ではありませんから、腐食車両は、力のある販売店は仕入れを行いません。当店でも、グランドハイエース、グランビアの二車種のキャンピングカーは残念ですが、国内では販売できない車両も多くなり、輸出されてしまう車が増えてきました。

ファーストカスタム ロイヤルラウンジ



ファーストカスタムは、家具のつくりに優れており、2022年の現在でも十分通用する内装です。ただ、FFヒーター、リアエアコン、リアヒーターなどは、内装の見た目、家具レイアウトを重視して移動させた分、取り付け位置がメンテナンスがしにくい、狭い空間に押し込まれている車でもあり、我々買取店、中古車販売店のメンテナンスが難しい特性もあります。ちなみに、アネックスのエディウィズは、メンテナンスもしやすい車です。

ファーストカスタムが倒産しましたが、現在バンテックのキャラバンのキャブコン製造にとりかかり、これからこのロイヤルラウンジの製造ノウハウが生かされ、キャンピング業界に新たな歴史、名車を作っていくことでしょう。
  
            
     ファーストカスタム ロイヤルラウンジ

ファーストカスタム ロイヤルラウンジ もう一度、復活したファーストカスタムが今度は、グランドハイエースベースで製作する日が待ち遠しく思います。



               
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