レンタカー履歴のキャンピングカーは買うべきか
結論から申しましょう。
事故車(修復歴)の確認を慎重にされるべし。理由は、レンタカー履歴がある車は、どうしてもさまざまな人が、初めて乗るために、事故をおこしやすい車だからです。また正直にレンタカー履歴を教えてくれるキャンピングカーの販売店なら、まあ、買ってもよし。そう先に申しておきます。
これから理由をお話しします。我々プロの取引では、「自家用」と「事業用」と自動車の過去履歴の申告義務があります。一部車両は、申告義務がない特殊なものもありますが、事業用は荒く利用されているケースが多く、車両に負担がかかっていると判断されるからです。極端な話、輸入車は事故車(修復歴)と同じような評価を受けるケースもあります。
「おいおい、そんなことないぜ。レンタカーはしっかりとした重整備が義務付けられているぜ、いいかげんなこというな」そう言い分がある業者もいるでしょう。
そうなのです、おっしゃる通り、荒く使うからこそ、重整備が義務付けられるのです。ハードな利用をされているケースが多いでしょう。
たしかにレンタカーはオイルをマメに交換していたり、ブレーキを点検していたり、しっかりした車がないわけではありません。しかし、ここ最近は、まったく車の知識がなくて、レンタカーショップを開業しているお店も少なくありません。
現に当店にもそういった経営がうまくいかないレンタカー店の買取依頼があとをたちません。また、その多くの車は、電気系統、冷蔵庫、インバーターなどが故障している車も少なくありません。理由は簡単。許容を超えた利用方法です、初心者が使うため、壊れてしまう、壊してしまうのでしょう。壊れる場所もシートのレバーや家具の取っ手など、一般ユーザーが使用した車とは一味違う場所です。
レンタカーの場合は取扱説明書を読まずに使用されているケースが多いはずです。いや、ほとんどでしょう。だから設備の故障、また、事故車も多くなってきます。この点があるので、事故車の確認と設備の細かな故障確認だけを十分に注意しておいてください。
また、レンタカーであったら、どんな会社がレンタをしていたのか、そこが重要ですね。キャンピングカー会社がレンタカーとして使用して車などは、メンテナンスもいきとどき、完全禁煙であったり、安心できるといってもいいすぎではないでしょう。プロですからね。
昨年、レンタカー履歴をきかず、中古車店で販売されていたお車を当店が買い取らせていただいたとき、おそらくレンタ履歴であろうとお伝えして買取させていただきました。後日、当店が登録事項履歴を調べてみるとやはりレンタカー履歴でした。ある特定のパーツや雰囲気で我々プロは、レンタの可能性が、だいたいわかります。当時、その車を購入したお客様は、いっさいレンタカー履歴を聞いていませんでした。
ただ、レンタカー履歴の告知は、難しい問題があるのです。個人情報の観点もあり、販売店がすべての車の車歴、ナンバー履歴を過去にさかのぼって調べて売っているわけではないからです。前述のように一部の特殊形状の車両は、伝えなくてよいものもあります。ですから悪意ではなく、お店側でレンタカーの過去履歴を知らないケースが出てくる場合が多々あります。
ですから、レンタカーあがりの車は、事故車、細かな設備の故障だけはしっかり確認してください。それらを気にされれば良いとおもいます。売るお店もそれなりに安く販売するはずです。ワンオーナーでもとんでもなくずさんな管理であらっぽく乗っている車はたくさんありますから。
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キャンピングカーライターさんへお願い
昨今、キャンピングライターさんがばれないと思われるのでしょうか、著作権侵害、つまりパクリをおこなわれます。大変残念ですが、個人、法人、二名を刑事告訴させて頂き、書類送検をさせて頂きました。
さまざまな記事は私たちの経験から書かせていただいておるもので、警察対応では、ばれないと思った、そう言われます。無断転載、無断引用は重たい犯罪行為です。絶対にお止めください。