Westfaliaの歴史は1人の特別な顧客により1951年に大きな転換を迎えることとなりました。WiedenbruckにあったWestfaliaがいわゆる「キャンピングボックス」を製造した際、この顧客から特別な要望を受けました。「家としての機能」をフォルクスワーゲンのバンに装着してほしい、と。これは車両に対してしっかりと組み込まれていなければならなく、睡眠や生活、そして労働を共にする道具としての機能も持ち合わせていなければなりませんでした。そこで、Westfaliaの技術者たちはフォルクスワーゲンのバンの車内に両開きの扉を設置し、フロントシートの背後に多様な機能を備えた家具、そして装飾を施しました。家具の格子柄やカーテンもマッチするよう作り、その時代にふさわしい雰囲気を持つものでした。ベッド兼ソファー、折りたたみ式テーブル、ベンチシート、キャビネットやサイドボードが内装を彩りました。結果としてキャンピングボックスを備えたフォルクスワーゲンのバンは、その高い機能性によりシリーズ化され、時代を表すドリームカーになったのでした。
1960年代
1962年にWestfaliaは軽いプラスチック素材で覆われた家具を使用した最初のキャンピングカーを製造し、フォルクスワーゲンのバンがベースのモデル「SO
34」を世界各地へ向けて出荷しました。これは木製の化粧板のかわりに、白やグレーのプラスチック素材を備えた最初のモデルとなりました。SO 42はアメリカでも大成功を収めました。この車両は当時としては画期的な断熱性能を持っていましたが、その後のWestfaliaのシンボルとなったポップアップルーフフは備えていませんでした。装備としては、内装の化粧板に始まり、ルーフストレージ、ウォータータンク付きクーラーボックス、マニュアルポンプ、折りたたみ式テーブル、ミラー付きワードローブ、カバー付き収納棚を備えました。そしてこの少し後に、革新的なポップアップルーフが標準となり、快適な空間を作り出すことに成功しました。Westfaliaによって、キャンピングカーはそれまでは考えられなかったような自由とくつろぎを手に入れたのです。」
上記、¬かっこ、ウェストファリアから 著作権法32条既定の引用