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キャンパーハウスはキャンピングカーの高価買取、高額査定をおこなう全国対応の中古車キャンパー買い取り専門店です。無料で全国どこでも出張査定買取いたします、

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 買取屋は見た! キャンパーハウス  


 キャブコンのサスペンション強化は必要ない

 
結論から言います。強化は必要ない。そうお伝えしておきます。おそらくこういった発言に足回り強化をされている方からはご批判があるでしょう。「いいもんだぜ」と。しかし、必要はない、これがあらゆる車に乗る、買取屋の意見です。

足回り強化をなさる理由は、車体のふらつきが理由です。しかし、高速でキャンピングカーが「ふらつく」、それは、これ以上速度を出すな、気を付けろというわかりやすいベース車両がだす「サイン」なのです。ですから、足回りの強化はともすればその大切なサインをうち消してしまうことになるのです。実は足回りを強化することで、安定したという錯覚に一時的にとらわれます。しかし一定の許容範囲を超えた後は、今度はいっきに耐えられなくなります。電車で、足を突っ張って立っている人と柔軟にふわりふわりと立っている人、どちらが有利なのかと同じです


           キャンピングカー 横転事故 足回り補強 サスペンション強化


住宅も地震対策で、やたらめったら筋交いを入れて強度を増した中堅メーカーが過去にありました。しかし、企業となると柔軟性が必要なことが研究でわかり現在は吸収するサスペンション型に変更し、大手メーカーになっています。キャンピングカーの足回りの強化も、「もろ刃の剣」と考えたほうが良いのです。安定性と安全性はまったく別物なのです。

我々は仕事上、趣味上数多くの外車に乗っていますが、初心者オーナーがフェラーリやランボルギーニでスピン事故、高速で事故をおこすのは、強化された足回りで普通の車よりカーブが安定してまわれる「錯覚の安心感」から運転なされ、許容範囲を超えたとき、今度はいっきにボディコントロールができなくなることから事故が起きます。ですからキャブコンのふらつきはスピード落としてくださいよ、横風が吹いていますよといった、その車が持つ限界点を、早い段階から親切に教えてくれるありがたい「体感センサー」のひとつであると考えてほしいのです。ですから、足回り強化は必要ない、それが結論です。

   
サス強化が主流の時代、反発があってもこういったことをあえてお伝えしたのは、特に中古車の場合、最初から装着された車を購入されてしまうトラブルが多いのです。では、どんなトラブルかといえば、キャブコンは雑誌やブログで読んだけど、乗ったら意外に安定しているね、「高速で結構スピード出せるじゃん」といった錯覚や勘違いをされてしまうことです。トラブルというより、それで事故が起きやすいということです。プロのオークションには、きれいな車だけでなく、事故車も出品されてきます。横転事故が起きたものであろう車も事故車現状車として出品されてきます。こういった車をいつも分析するようにしています、すると、足回りを強化されたお車、スピードが出せるベース車両がほとんどです。

ですからそういった経験からも、強化することが絶対良いという誤解を絶対になされぬようにしてほしい。ですからあえてこういったことを題材にしてみました。事故はせっかくのキャンピングライフをなにもかも台無しにしてしまいます。ですから、サスの強化より、タイヤをマメにそして良いものに交換する、ハブボルトをもったいないが交換する、その予算をもつほうがはるかに大切だと思います。必要以上に気になるなら、手を加える前に売却し、高速移動を主眼にしたコースター系や外車に乗り換えることも一つの選択肢ではないでしょうか。またすでに強化したのであれば、80キロを基準として走行車線をゆっくり走るように心がけることが大切です。けっして巡航速度は上げないことです。

2018年 いろは坂でキャンピングカーが横転しましたが、普通のカーブであっても横転事故が起きるほど、キャンピングカーは重心が高いのです。

 足回り強化のメリットはデメリットにも


きちんと走行実験、研究を行っている製造メーカーでは、必要以上の足まわりの強化は、雪道や凍結時に逆効果であるという判断で装着を勧めていない地域もあります。理由は、粘りや柔軟性もスタッドレスには大切であるいう判断からです。どうしてもサスを補強し交換する場合は、少なくても夏と冬で強化の調整が可能なものを選んでください。しかし、それも現実は装着したら切り替えをほとんど行わない、それが現実です。またそのスイッチ部分(ギミック)の傷みが問題をひき起こすことも多々あります。ゆえにお勧めしないということです。

37年も先駆者としてキャンピングカーの世界にいると、サスを強化して気持ちよく高速を走れるようになったという方が事故を起こされるケースをたくさん見てきました。サスを強化して高速が気持ちよく走れるとするなら、実は今度はブレーキの強化も同時に必要になってくることをほとんどの方が忘れています。また厳密にはブレーキライン、ホースや各種のボルトも強化すべき、それが本来の自動車構造なのです。もっと言えば、バーを入れる部分は、本来はシャーシの補強もしなければなりません。また何万台も製作してはじめてリコールの対応ができるのが自動車部品です。アフターパーツを主要構造に取り付けることは家族の命を大切になさるなら慎重にされてください。

  最大安定傾斜角度

横風の安定性、台風などの強風を受けたとき、「最大安定傾斜角度」、つまり横転の粘りは、サスの強化ではありません。あくまでも重心高やトレッド幅(左右のタイヤ接地面の中心間の距離)が大きく影響を及ぼすのです。この車両構造の基本を間違えないでいただきたいのです。最近はバーストだけなく、ハブボルトが折れる事案も非常に増えています。巡行速度が上がることは、横転だけでなくさまざまな事故のリスクが高まっていくのです。

 車軸にとても負担がかかっているキャンピングカー


余談ですが、キャンピングカーのハブボルト折れ、バースト事故は、常時積載状態が大きく起因します。積載重量は、単純に積み込まれている分だけが、タイヤ、車軸、道路に負担をかける、そう思われている方が、プロでもほとんどです。実は、そうではありません。国土交通省の実験では、橋などの床板に積載量は、軸重量に対して12乗に比例していくのです。


  軸重 キャンパーハウス

車両重量が床板に与える影響度合は、「1トン」増えれば単に「1トン分」増える、そういうわけではないのです。車両制限令で定める上限の軸重(左右一対のタイヤにかかる重量)は「10トン」ですが、例えば、過積載により「2トン」超過し「12トン」となった場合は、「10トン車およそ9台分」つまり「90トン」の負担がかかるのです。、「10トン」超過し「20トン」になった場合は、「10トン車およそ4000台分」つまり「4万トン」の負担が道路にかかるといわれています。「軸重の約12乗に比例」する負担とはこういったことです。

わかりやすく言えば、人間の体に、本来、異物侵入はありません。しかし、極端に細い針などは、荷重がかかることによって、体内に侵入していきます。これが注射針の原理です。

ですから、キャンピングカーも、実は、わずかな積載量の増加であっても、軸重、路面、もちろんタイヤにも想像を絶する負担増加になっていくのです。これは、タイヤの接地面積が、はがき一枚分、つまり極端に狭いから起きる、特異な現象なのです。

http://www.e-nexco.co.jp   東日本NEXCO 

国土交通局  道路局通達

上記の国土交通省の通達、東日本NEXCOのデーターをみれば、積載量が増加することで、どれだけ、路面だけでなく、タイヤや車軸にも負担が増加するかわかると思います。路面に負担があるということは、当然タイヤ、車軸にも想像を絶する負担がかかるわけですから。わずか50キロ、車軸に対しての設備増加が、12乗に比例して、橋などの路面に負担をかけていくのです。当然タイヤやハブボルトにも大きな力が加わるのです。しかし、悪質な過積載のトラックは、走行距離の半分は空荷の時もあります。しかし、キャンピングカーは常時積載状態であるからです。こういった環境におかれた車軸への補強は、特に慎重にされるべきなのです。


 横転事故 最大安定傾斜角度とは安定性

 サス強化は、ふらつきが安定するだけのこと 


最大安定傾斜角度には、静止状態の安定傾斜角度、動体状態での最大安定傾斜角度があります。キャンピングカーの製造段階での申請は、静止状態での最大安定傾斜角度です。書面上の計算、傾斜試験機によるもの、その内容を語ればきりがありません。37年前に当店の代表が名古屋陸運局で個人において初めてコースタークラスのマイクロバスのキャンピングカーの改造申請を通したとき、もともとのベース車両より、最大安定傾斜角度性能を高めるように努めて改造をいたしました。現在の車両は、空調や収納、ソーラーなどわずかな重量が積み重なり、重心高はどんどん上に行く傾向があります、ゆえに最大安定傾斜角度はとても厳しい方向に向かっています。また、家具を軽く作るメーカーは、安っぽく見られてしまい、人気がないという馬鹿げた現象がおきています。本来は安全で安定した走りができるにもかかわらずです。大変残念な状況が生まれています。

実は、横転防止、真の安定性能には足回りの強化は、ほとんど関係ないと申しておきましょう。安定性は、あくまでも重心高、トレッドの幅だからです。足回りの強化、サスペンションの強化は、車体がふらつかないようになるだけです。

https://www.naltec.go.jp/ 最大安定傾斜角度計算式 計算式引用

       最大安定傾斜角度 キャンピングカー
こういった計算式の一部をご覧になれば、静止状態の最大安定傾斜角度には、サスペンションの固さの影響はないのです。無論、動体状態での最大安定傾斜角度は、リーフの位置や反動による転倒の場合、サスの固さがまったく関係ないわけではありません。しかし、固めることで徐々に傾いていくのではなく、最初にも述べましたが、一気にひっくり返るという特異な現象に車体は向き合うことになるのです。それがイロハ坂などで起きる横転事故の一例です。

サスペンションを固めることで車が安定したように思われますが、安定はあくまでも「最大安定傾斜角度」が関係を持っています、サスペンションを強化することは、あくまでも車が揺れなくなるというだけのことなのです。こういった初歩的な間違いが起きてしまい、巡航速度が高まり、危険性は大幅に増えることになる、これがサスを固める怖さなのです。キャンピングカーを購入される場合、ベース車両の最大安定傾斜角度と改造後の最大安定傾斜角度をきちんと答えられる担当者で購入をされてください。答えられなければそれなりのレベルです。

「ふらつきが安定」することと、「車両の安定性、安定性能」はまったく別のものであると考えてください。

 お相撲さんのようなキャンピングカー


お相撲さんの世界でキャンピングカーを例えれば、トレーニングが嫌いで筋肉はないが毎日おいしいちゃんこを食べて、腰から上だけ太って重たいお相撲さんみたいな状況です。それでふらつくために足にサポートをして補強したようなものでしょう。まずは足を固める前に贅肉を落とし、からだ全体をひきしめないと、ただひたすら前進する突っ張り力はあるが、所詮重心高は高いため、不意に仕掛けられる足払いや内掛けでいとも簡単に横倒しになってしまうお相撲さんのようなものだと思われるとわかりやすいと思います。

足回りを固めると、ひたすら一直線の道路を走る時は、非常に良い車になった錯覚をするのですが、急なレーンチェンジ、急ブレーキ時のボディー変動がひとたび起きると、所詮、その車が持つ基本性能、最大安定傾斜角度、つまり横転に対する安定性能が変わらないままで、足回りを固めることは、諸刃の剣である、怖さもあるということです。また、錯覚により巡航速度があがることで、より緊急時の対応が難しくなる危険をはらむということです。理解していただいたでしょうか。

こういった同様の単純な誤解は、実は4WDでも起きています。4WDを過信して安全と思い込んでしまうことによる事故です。駆動がかかっているときは、たしかに4WDは良いのです。しかし、ブレーキ性能にまったく差はありません。とくに下りの坂道でのブレーキは、車重が重くなり、より止まりにくい状況が生まれ、2WDより事故が起きやすい側面があるのです。ですから、プロオークションには4WD、事故車が数多く出品されてきます。

ですから、そういった単純な誤解をなくし、足まわりを固めるより、天井部分の収納BOX部分には荷物は極力積まない、極力無駄な荷物は積まない、荷物は左右のバランスをよく考えて積み込む、後から屋根上には装備を搭載しない、そういったことが、意外にサスを固めるより効果が大きいと申しておきましょう。

 安定とは ワイドトレッド  低重心化


  サスペンションを強化するな 

          
足回りを強化する、サスペンションを強化することは、ふらつきがなくなる安定をしただけです。本来、自動車の安定とは、同じ車重、重心高だとすれば、車両を安定させるには、上記の図のようにワイドトレッドにすることなのです。外車は壊れやすい、メンテナンスが大変な面はあります、しかし、このワイドトレッドが外車のキャンピングカーが、国産のキャブコンでは得られない安定走行の理由なのです。

サスペンションを強化するな
もう一つの安定は、同じ形、車重であれば、重い荷物は極力低い位置に取り付ける、左右そして前後のバランスをとる、これが車両の安定を少しでも高めることにつながります。前述のワイドトレッドを後からすることは不可能に近いことです。しかし低重心化はオーナーの工夫でいろいろとできることです。例えば、外部のスカート下の収納部分にできる限り車内の重い荷物を積むようにすることです。室内の天井部分に積む荷物を少しでも少なくし、できる限りシャーシー下に重心が来るように荷物を積むだけで走行はずいぶん変わります。欧米のキャンピングカーが高速の安定が良いのは、シャーシの下に給水タンクや排水タンク、バッテリーシステムなどを積むように工夫がされているからです。

こういった図で見れば、足回りの強化は、ふらつきを低減させるだけで、車両の「安定性能」には関係ないということが理解していただけると思います。また、ちょっとした工夫や使い方で安定性能をユーザー自身が変えることもできるのです。


   キャンピングカー 低重心化

   キャンピングカー 低重心化   



 現代のキャンパーの問題点 


ここまで、最大安定傾斜角度の理屈、理論が理解できますと、皆さんも現代のキャンピングカーが安全から乖離してしまう大きな理由がわかることだと思います。ズバリ、エアコンの室外機なのです。本来は重たい設備はシャーシーより下に設置したいのです。事実当初は、メーカーはシャーシー下に設置していました。しかし、地表の輻射熱、反射熱で、冷えない、壊れる、また飛び石により破壊する、錆や腐食で落下事故が懸念される、そういった理由から現在ではほとんどがシャーシ上に設置されます。中には天井部分に家庭用エアコンの室外機が設置されているハイエースすらあります。

先日もこういった車が、プロオークションに事故現状車として出品されてきました。現在のベンツ、ボルボは、販売した車の事故が起きれば、その車の調査を行って今があります。日本のトヨタをはじめとした自動車メーカーはこういった面で後れをとってきました。ましてやキャンピングカーメーカーでこのようなことはなされていません。こういったことに着手する時代が来ると、本当に安全なキャンピングカーが日本でも生まれてくると思います。


 本来はブレーキが先、しかしそれもデメリットが


また本来は、キャンピングカーの安全移動を考えるのであれば、足回りの強化より、ブレーキ強化が一番先なのです。しかし、足回り強化をしブレーキパッドを高性能なものに変えたお車の買い取りをすると、とんでもない現象に我々は向き合うときがあります。ブレーキが利かない状況があるのです。実は、ブレーキパッドには摩耗して使えない状況が近づくと、ウェアセンサーといい残量警告装置が装着されています。しかし、後付けの強化パッドには設置されていないものもあるのです。標準のブレーキパッドには、この残量警告装置が装着しており、キーキー音がしたり、メーター内のブレーキランプが危険状態として異常点灯します。しかし、それがまったく点灯しない作動しないということです。

また、摩耗限度を超えることで、今度はすり減ったディスクパッドは、ブレーキのローターまで傷めてしまうケースもあるのです。どこのブレーキパッドメーカーもこの注意に関しては、定期的に点検をされることをすすめています。しかし、現在の車検制度は、車検時点に残量がその時点で残っていれば、安全であると判断され通過してしまいます。また点検を薦めていますが、車検以外の点検は、タイヤを外さずに行う場合が多いのです。ですから、車検が残っていた中古車をヤフオクや個人売買で購入されたお車を買取した場合、こういった命に係わる問題に我々は向き合うことになるのです。安全を求め、足回りを固めることでこういった危険な車になっていく場合も現実にあるのです。

前述の4WD同様、ブレーキの強化も、ともすれば巡航速度が高まり、初期のストッピング力が高まることの過信が事故にとてもつながりやすくなります。ストッピング力と安定制動は別物だからです。

 キャブコンのふらつきは悪くない 


2018年8月 横転による死亡事故 2017年5月、ゴールデンウィーク、高速道路おいて渋滞が起きました。その原因がキャンピングカーの横転であると、ネットのニュースで写真が掲載されました。ナンバーが隠されることもなく、プライバシーが無視され被害者の写真までが掲載される時代です。一般のお車以上にフェラーリやキャンピングカーの事故は、興味本位でさらされる環境なのです。事故は起こされないようにしてください。

そのためにも、足回りは強化しないほうが良いと思います。キャンピングカーはゆっくりしかいけないと嘆くのではなく、キャンピングカーはゆっくり慌てずに行ける特権(装備)を持った車なのです。走行性能のポテンシャルは完全に低いのです。高める必要はありません、停車してからポテンシャルを持っている車なのです。走行車線をゆっくり走ればよいと思います。ふらつけば、車速を落とす、そういった習慣こそが大切な乗り物なのです。


 ABSを過信するな 乗用車とは性能が違う


足回りを固めるなら、本来はブレーキ強化、しかし、それも難しい問題があるのです。だから、固めるなということです。それでも、どうしても固めたいというのであれば、最初は固めていないノーマルのキャンピングカーに、ある一定期間おのりになり、ふらつく怖さを体でしっかり体験されておくべきです。そして次のお車の購入で、車両を改造したメーカーに足回りを固めるオプションがあるなら、やってもらうということです。あとから、ただ単に足回りを固めるショップに依頼することは避けたほうが良いということです。

理由は、それぞれのメーカーで最大安定傾斜角度はすべて違うからです。また横風を受けた時のダメージ、立体的な風の影響を受ける面積、見附面積はさまざまな車種ですべて違います。そのうえで天井部分を「R加工」してある車種、そうでない「角加工」の車種、天井エアコン装備の車種ではまったく揺れは違います。それを単純に同じ部品で単純に強化をすることは、まったくだめだということです。ゆえに、キャンピングメーカーは、オリジナルの強化サスを独自に研究しオプションで設けているメーカーがあるのです。カムロードといっても製造メーカー、タイプ、それによってサス剛性はすべて変えなければなりません。それがサスペンションです。それでも、原則はノーマルのサスペンションでよいと思います。

  最大安定傾斜角度 風見附面積


カムロード、エルフ、バネット、ボンゴ、ライトエースなど、それぞれの車種は、自動車メーカーが既定の積載量量、過積載の状況も想定し、また、あらゆるパターンの重心高、あらゆる前後重心を想定して、制動時のノーズの沈み込み、晴天、雨天のフル制動、リヤのサスペンションにおいてはリーフスプリングの位置やダンパー特性を徹底的にチューニングされて製造されています。ブレーキにおいても、マスターシリンダー、使用するブレーキオイル、配管系統の距離、メーカー標準のタイヤ、それらすべてを組み合わせて、コンピューターと実車において、シュミレーションをしてパッドはつくられています。それが自動車メーカーなのです。

ですから、それぞれの車両はすでに精いっぱい、限界領域で頑張っているのです。一番の問題は、フル積載の状態でリアのキャビンがまともに横風を受けてふらつくことです。しかし、この「安全センサーのシグナル」をくどいようですが単純に消さないようにしてほしいのです。限界を感じることなく、限界を超えていることを認識せず走行してしまうからです。

もともとのベース車両のトレッド幅、シャシ性能に対して、キャンピングカーとして架装し、その結果、重心高がかわり最大安定傾斜角度が変化した車が生まれます。そのうえ、ボディー形状も違い、走行時の風圧もベース車とは違った車が生まれます。もともとのベース車両に対し、フル積載状態、最大限の風圧を受けている車体の影響を感じない車にすることを慎重に考えていただきたいのです。

わかりやすく言いましょう。例えば、宅配便のトラック、引っ越し業界のトラックは、ほぼ同じダイナ、デュトロ、エルフをベースにアルミボディーをシャシに架装して営業運転をしています。多くの方はキャンピングカーを誤解されていますが、単にトラックの上に箱を乗せてあるだけです。シャーシー下をFRPで偽装架装してありますから、多くの方が重心高が低いと勘違いされてしまうのです。下の図のトラックと同じ構造なのです。もし彼らのトラックが、フルに荷物を積み、高速道路の追い越し車線を軽やかに走るために足回りを固め、ふらつきがおきないように改造し、なおかつ巡航速度を上げて走行していたら、さて、どう思われるでしょうか。おそらく、言葉は悪いですが「荷物積んでるんだからゆっくり走れよ、おい、事故を起こすぞ、ひっくり返るぞ、まさか足回りを固めて過積載してないよな」、誰もがそう思われると思います。こういった話をするとわかりやすいと思います。そして事故が起きればSNSや掲示板で批判されることでしょう。


      キャンパーハウス
      


下記の写真のようにアンダーを架装してあるので、多くの方が重心高が低いと勘違いされてしまうのでしょうが、ほとんど上記のトラックと同じ構造なのです。

      


キャンピングカーの場合は、まだ過積載に足回り強化がつながっていかないことが唯一の救いでもあるでしょう。1.2トンから1.5トン積みのトラックに、ほぼ80%から90%の積載量を載せた計算になっています。ですからキャンピングカーは、ほぼフル積載の状態なのです。だから揺れることを「良し」と考えていただきたいのです。フル積載で走っている感覚を決して消さないほうが良いということです。37年前に名古屋陸運局で個人で初めて改造申請を通し、23年間、大型の特殊車両の業販を自動車古物商として行ってきた経験からお伝えしておきます。

        最大安定傾斜角度
https://www.naltec.go.jp/ 最大安定傾斜角度計算式 計算式引用

こういった理論がわかってくると、カムロードではなく、単純にエルフやキャンターをベースにしたダブルタイヤのキャンピングカーにすれば、単純に解決するであろうという話になります。しかし、最大安定傾斜角度、安定性はトレッドに大きな変化がない限り、劇的な変化はないのです。バースト時の安心には当然ダブルは有利にはなります。しかし、内輪の空気圧チェックを怠りやすい、内輪の釘、傷チェックの難しさ、それによる内輪独特のバースト。またダブルになることでリーフの取り付け位置がより内心になることで独特の揺れ、そこもまたダブルタイヤの難しい問題なのです。現在、大型輸送車両はシングルタイヤの方向性を模索しているのは、燃費性能も含めてこういった理由なのです。

また真に、安定性能の良い車を作るには、シャーシ下に様々なものを配置設定しやすい、シングルタイヤのほうがキャンピングカーに向いています。だからこそ、国内でも外車でも安定したブランド車両はシングルタイヤをベースに選ぶのです。言葉は悪いですが、素人をだますにはダブルタイヤを単純に採用すればよいだけなのです。ボンゴがシングルになった理由も、一概に悪いことばかりではないのです。

また全国を旅するキャンピングカー、トヨタ自動車の拠点数といすゞや三菱ふそうの拠点数、乗車時のエンジン振動や騒音、燃費性能、修理性、カスタマーサービス、様々なことを考えてビルダーはカムロードに軸足をしっかり置いているのです。エルフやキャンターのよさはあるが、何かを得れば何かを失う、キャンピングカーはとにかく難しいのです。


 巡航速度を高めるなら、フルブレーキも考慮


足回りを固めたことで高速巡航速度が高まるなら、そのお車で「フル積載、フル乗車の状態」で「フルブレーキ」をかけることができるだけの運転技術をお持ちであるのか、度胸があるのか、最後はそこを慎重にお考え下さい。普段お乗りになられてる乗用車のABSとトラックのABSの安定性のレベルは大きく、そしてまったく違います。ヘタをすればそのお車には普段お乗りの乗用車についているABSがオプションになっている車、装着さえできない車もあるのです。それがトラックベースのキャンピングカーなのです。

2017年、トヨタコースター、日野リエッセが、フルモデルチェンジになりました。24V設定がなくなり、12V設定になった大きな理由を、プロの自動車ライターでも電源変換が理由だと思っています。それが理由ではまったくありません。ABS、VSCの精度を国際基準に高めることが理由です。あえて乗用車レベルのABS搭載を目指し、エアサス搭載を諦めてまで12Vに変更しました。コースターの最大の売り、エアサスは24V でないと搭載できないからです。ABSなどを高度にするために12V化をはじめ、愛知県の豊田市から岐阜車体に生産拠点まで移動したのです。キャンピングカーのベースカーの中で、もっとも高速安定性に優れたトヨタコースターでも、まだまだこういったレベルなのです。

   ABS警告灯

キャンピングカーは、あくまでもトラック、もしくはライトバン、商用車がベースなのです。我々、プロがやり取りするプロオークションの世界では、バン、トラックの領域の中で、キャンピングカーはセリを行っています。乗用車扱いはされていないのです。ABS、VSCなどの性能も乗用車とはかなり性能が違うのです。今回、免許制度が大きく変わり、車両総重量によって免許精度が変わっていきます。積載量に応じて運転技術が本来は違うからです。フル積載の状態でのキャンピングカーのポンピングブレーキの技術はとても難しいと思います。大型免許を所有してもなかなかフルブレーキの体験はされることはないでしょう。日本ではベンツがAMGの所有者に対して行っているぐらいです。フル積載の車の足回りを固めて表面上の安定化を図ることが、巡航速度を高め、とても大きなリスクを負うことも知っておいていただきたいのです。自動車メーカーは、標準のタイヤ、標準ブレーキ、標準のサスを装着して、あらゆる過酷なテストをしてベース車両はつくられています。それでもフル積載のトラックは、乗用車のように、きれいな安定姿勢で、急制動時には止まりません。横風だけでなく、急制動をかけたとき車両の姿勢、駆動力が安定しないことでも横転は起きます。


           キャンピングカー 横転 事故

我々はスタッフすべてが大型免許、特殊免許を所有して全国対応で買取を行っていますが、80キロで走っても100キロで走っても面白いものでそんなに到着時間は変わりません。また今までもトラックの積載時のフルブレーキの体験を研修で行っていますが、乗用車とは全く違うと申しておきます。

車体がふらつくことを嫌わず、ふらつくことでゆっくり行け、減速しろと教えてくれることも、一つの安全装置だと思えばよいと思います。固めることで、相反する問題がさまざま起きてくることをけっして忘れないようにしてください。

車体の安定性(最大安定傾斜角度)は、重心高が低くなること、前後、また左右のバランスが取れること、動体の安定性は風の抵抗を受ける見附面積、車体形状も影響を大きく受けますからバンクヘッドがなく、全高が低いほうが安定します。そういった車種を購入時に選ぶことも大切です。例えば、セキソーボディーのキャブコンは非常に「安定」しています。バンクヘッドをあえてなくしたり、重心高、天井高を極力低めにしてあり、シャーシ下に重量配分のウェイトをおいている、またキャビン自体を軽量化してあるからです。

こういった基本安定性能や最大安定傾斜角度性能がもともと高い車両と基本安定性能が低い車で、同じ走行感覚を、足回りを固めることだけで得ようとすること、なると思い込むことが、非常に危険であるということです。このような基本性能を高めるためには、多大な生産コストがかかっています。中古車市場においてバンクがないことで低い価値に見られてしまう傾向がありますが、それを知ったうえで勇気を持って「安定性」を優先しているのです。これが「真の車両安定」です。

くどいようですが、足まわりを固めることは、「ふらつかないという安定」をしただけです。くれぐれも車両の構造基本を間違わないようにしてください。足回り強化の資金で、ハブボルトを交換したり、タイヤを剛性の高いものに変える、また3年ごとにタイヤ交換することのほうがはるかに大切だと思います。

大手キャンピングカー中古車店のベテラン店長、製造メーカーのベテラン担当者、さまざまな車種を扱う販売店のベテラン店長は、この長文の記述とまったく同じアドバイスをしてくれるはずでしょう。良い担当者、キャンピングカーに対する知識の踏み絵にもなる、それが足回り強化なのです。無論、利益が上がりお客様の命を何とも思わない会社は、これからも足回りの強化を単純に行うことでしょう。

キャンピングカーを購入されるとき、「よい担当者」かどうか、選ぶ方法をアドバイスいたしましょう。乗用車でタイヤをインチアップ、つまり太いタイヤにすると、グリップが良くなり車両は安定しますか? そう聞かれてください。「はい」とだけ答える担当者は、自動車構造の知識をまったく持ち合わせてはいない、そう考えてください。タイヤを太くすれば、雨の日には、逆に、単位面積当たりの荷重が減り、滑りやすくなりますよ。そうアドバイスできる人間から車は購入すべきです。多くの方は、タイヤをタイヤショップで太くして安全になったと思われていますが、雨の日や雪の日はとても危険になることを知らずに装着しています。キャンピングカーの足回りの強化もこれに近い錯覚であるとお考え下さい。

当店にキャンピングカーを売却される方の一部には、この記事を読まれて、自分だけが運転して怖いわけではないのだ、構造的に無理をしていることに初めて気づきました、というご意見をよくお聞きします。歳をとったからもう運転はやめるよ、今までいろいろ旅をしたけど、実は何度もヒヤッとした、そういう方も多いのです。新車販売のお店は、こういった発言をしていたら車は売れなくなりますからね。

先日もレンタカー会社のオーナーから、メールをいただき、いつも貸し出すお客様が、ふらついて怖いという要望から足回りを固めたら、今度は事故を起こしたんです。この記事、とても参考になりました。とにかくスピードを出さないことを伝えることがいちばん大切だとわかりました、とうれしいお言葉をいただきました。

大切な家族を乗せている車ですから、ふらついたら速度を落とす、まず走行車線をゆっくり走る、キャンピングカーはそういった車です。追い越し車線を100キロ越えで前走の乗用車をあおるキャンピングカーをよく見ますが、横転すれば同情より、SNSで興味本位な掲載がされてしまうことにもなりかねません。キャンピングカーは80キロで走行車線をゆったり走るほうが、かっこよく素敵に見える大人の乗り物です。そういった車が増えることが、延いては、道の駅での邪魔者扱いが減るような気がしてなりません。


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参考記事  

キャンピングカー タイヤバースト横転事故ハブボルトアライメント空気圧

ハブボルト交換 キャンピングカー横転 ハブボルト折れ バースト事故

最大安定傾斜角度とは
自動車を斜めに傾けた際に、反対側の車輪がすべて離れた瞬間に表れる接地面と水平面の角度のことを、最大安定傾斜角度という。保安基準が設けられており、乗用車においては35度以下に定められている。

シャシ (Chassis) とは
自動車の車体(ボディー)を除くすべての機構、または 車の足回り機構 を本来は指す。またシャーシ、シャシー、シャーシーとも表記されることから、文中内はあえて統一させていません。




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